エウレカセブン・その他の登場人物

エウレカセブン概要

アクセル・サーストン

声-青野武
「(有)サーストン工業ガレヱジ・サーストン」を営むメカニック屋の頑固爺。

レントンの祖父。

アドロックの遺品といわれる謎のパーツ、アミタドライヴを隠し持っていたが、
孫のレントンに託すことになる。

自ら多くを語らないが、メカニックの間では「サーストンといえばアクセル」
と言われる程で、トレゾア技術研究所所長モリタが自身の師匠に挙げる

技術者でもある。

ガレヱジ・サーストンではマシンのチューンは
ピーキーに仕上げるのがデフォルトらしく、その伝統はレントンにも受け継がれている。

当初は序盤のみに登場する予定だったが声優の青野の名演により
シリーズ後半にも再登場することになった。

また、住民票の記載によると妻のローズは1980年8月19日に死亡している。

アドロック・サーストン

かつて世界を襲ったトラパーの異常発生に伴う大災害、
サマー・オブ・ラブから命を賭して人類を救ったと言われる英雄。

レントンの父。
しかし当時まだ幼かったレントンは彼の事を殆ど知らずに育つ。

軍の科学技術者だった彼はスカブ・コーラル研究に関する独自の仮説を唱え、
「アゲハ構想」と題する謎のレポートを残していた。

住民票の記載によると、1990年9月10日死亡。

ダイアン・サーストン

声-玉川紗己子
レントンの姉。

早くに両親を亡くしたレントンは彼女を母親のように慕っていた。
ホランドの初恋の相手であり、元恋人。

父アドロックの研究を引き継ぎ軍で働いていたが、
レントンが幼少の頃に突然消息を絶った。

ウーノ

声-鈴木勝美
ワゴン車を店舗代わりに、ベルフォレストの街外れで

小さなリフグッズの店を開いていた気の良いおじさん。

しかし、見ているだけで何も買わない常連の少年以外に客がいなかったため、
他の街へと引っ越していった。

店では雑誌「ray=out」も販売している。

  • コーダ、
  • クゼミ、
  • ブラヤ

声-赤司まり子、大木民夫、麦人

塔州連邦政府の実質的な最高権力機関、賢人会議のメンバー。
通称「三賢人」。

普段は衛星軌道上の宇宙ステーションに住み、
軌道エレベーターで地上と行き来する。

首都でのクーデターに際しコーダを懐柔したデューイはクゼミとブラヤを殺害、
連邦政府の実権を掌握した。

ティプトリー

声-杉山佳寿子
大地を信仰する宗教、ヴォダラクの信者。

柔らかな物腰の老婆だが、年寄りとは思えない華麗な身のこなしで
ゲッコーステイトと激しい追跡劇を演じた。

ホランド達は軍から彼女がテロリストだと聞かされていたが、テロリストではない。

しかし一方で、ヴォダラク教徒の一部過激派が都市部などでテロを行っており、
ヴォダラクをテロ集団と信じている者も多い。

かつてのホランドもその一人。

ウィリアム・B・バクスター

声-古川登志夫
森の中で行き倒れていたレントンを自宅まで連れて行き介抱してくれた、

人の良さそうな青年。

愛称は「ウィル」。

妻のマーサは絶望病という不治の病。

見渡す限り垣根のない庭先の農園は、ただ草原に種を撒いただけのよう。

周囲の大地一面に打ち込まれた地殻変動抑止用の巨大な杭、
パイルバンカーを日々抜いている、不思議な人。

「人間は大地に生かされている」、
「強い風が吹いて大木が倒れても草木はまた立ち上がる」など

示唆に富む言葉をレントンに説いた。

ミドルネームのBはブランドン。

マーサ

ウィルの妻。
コンパク・ドライヴという不思議な小型装置を見つめ続けたまま

意識を喪失する奇病、絶望病にかかっており、
夫の介添え無しには食事もままならない。

それでも二人は愛し合っており、絶望はしていないとウィルは言う。

モリタ

声-小野健一
トレゾア技術研究所所長。

同研究所は軍の施設であるが、
一技術者としてニルヴァーシュのスペックアップを引き受けた。

かつて地中から発掘された可動骨格、アーキタイプを元に
ライト・ファインディング・オペレーション(LFO)と呼ばれる

人型マシンを開発したのがトレゾア技術研究所の技術者達であり、
その世界初のLFOがニルヴァーシュである。

しかし同機は何故かエウレカ以外の操縦を受け付けず、
同施設では彼女の研究も同時に行っていた。

日本のテクノミュージシャン・平沢進がモデルである。

ソニア・ワカバヤシ

声-山口由里子
トレゾア技術研究所技術開発部長。

以前にエウレカの調査研究をしていたことがあり、ミーシャとは旧知の仲。

メガネの似合う白衣のお姉さんであるが、生真面目で少々ヒステリックな性格。

グレッグ・ベア・イーガン

声-銀河万丈
世界中の科学者から崇拝を集めるアーキタイプ研究の第一人者。

Dr.ベアという愛称のとおり極度の肥満体型で、
いつもキャンディーを食べている。

ニルヴァーシュのスペックアップに際して助言を与えた。

また彼の計算によると、この星における知的生命体の総量は
情報量子学で予言される限界値を既に超えており、

「クダンの限界」と呼ばれる知的活動の局地的飽和が
物理宇宙の崩壊を引き起こす可能性があるという。

別れた妻ミーシャの事を今でも「僕のこぐまちゃん」と呼んでいる。

ノルブ

声-小山力也、
福山潤(少年時代)

ヴォダラク教の高僧。

惨劇の地シウダデス・デル・シエロでホランドにこの世界の真実を教え、
ゲッコーステイト設立のきっかけを与えた。

その胸にはコンパク・ドライヴが埋め込まれ、超自然的な力を持つ。

ホランド達はその隠された目的を果たすため、彼の居所を探していた。

理由は語られないが40年来の風呂嫌いで、過度のマヨラー。

その昔、高僧会による満場一致の推挙を受けて聖者サクヤの世話係となるが、
感情を示さない彼女を笑わそうとあれこれ気配りをするうち、

彼女を一人の少女として意識するようになり恋に落ちた。

サクヤ

声-矢島晶子
ヴォダラク教徒から聖者と呼ばれる、エウレカによく似た少女。

現在は蓮の花に姿を変え、ヴォダラクの総本山ヴォダラ宮を結界により守護している。

最愛の人はノルブ。

聖人として祭り上げられていたため人間らしい感情をほとんど持たなかったが、
一人の人間として接してくるノルブとの交流を経て年頃の少女らしくなっていく。

およそ40年前、ふたりは未知の空間へと繋がる次元の歪み、
グレートウォールの突破を試みるも成功しなかった。

しかしそのゾーンの中で彼が名前を呼んでくれたとき、
一つになれた気がして嬉しかったと彼女は語った。

エウレカとレントンをグレートウォールの彼方へと送るため、
二人は超常現象ポロロッカを起こす。

デッカード

声-辻村真人
ワルサワにあるノヴァク財団の研究施設でドミニクを出迎えた、小柄な老紳士。

その施設では何人もの絶望病の少女達が集められ、
謎の人体実験が行われていた。

彼の話によると、
薬物を使えば絶望病患者の意識を一時的に取り戻す事が出来るが、

アネモネは特別だったらしい。

彼女がワルサワの街で発見された事も含めて特別な出来事だったと
彼は語ったが、それ以前の彼女の過去については不明。